愛してるって言って

そんな俺の心の内を読み取るようなすずの言葉に、吃驚してしまった。



「ん、ちょっとな」


「何?」


「ん?」


「何があったのか教えてほしいな」


「……」


「あたしも蒼ちゃんと一緒に悩みたいし、蒼ちゃんと一緒に喜びたい。だから、どんなことでも話してほしい」


「……」



一丁前なことを言うすずに心の成長を感じて、嬉しい反面、いつの間にこんな風に考えられるほどに成長したんだよ、と寂しくなったりして。


これって親や兄の心境じゃねーの?


すずのことを特別に想いながらも、いつも兄の位置を意識しながら過ごしてきた。


なかなかそれが抜けきらない自分に苦笑する。