愛してるって言って

その姿が可愛くて頬が緩んだ。


そしてリビングに入ると、ソファーに座りながらテレビを観ている蓮くんがいて。



「こんばんは」


「ん? ああ、蒼太か」



俺がいることに多少驚きはしたものの、普段通りの接し方で。


けれど、ある場所に視線を止めたとたん、眉がぐっと寄せられた。


慌てて離そうとしたけれど、それどころかすずはただ俺の腕を掴んでいただけの手を離して、今度はその場所に自分のそれを絡めてくる。


それと同時に感じる蓮くんのじとーと向けられてくる視線。


ほらな、結局こうなるんだって。


めちゃくちゃ居心地が悪い。


この場をどうやって取り繕うかを考えていると、また俺の腕を引っ張ってきたすず。



「蒼ちゃん、早く部屋に来て」