愛してるって言って

蒼ちゃんに嫌われたくない!


そう思ったら、自然と言葉が口から飛び出してきた。



「じゃあ、高校を卒業したらお嫁さんにしてくれるの?」


「まあ、すずの気が変わってなければ」


「変わらない! 絶対に変わらないもん!」


「ははは、すずには負けるわ」



そう言って、くくっと笑った蒼ちゃん。


さっきまでの困ったような笑いじゃなくて、いつものやさしい笑みを見せてくれたから、凄くほっとした。



「さてと」



けれど、蒼ちゃんはそう言いながらすっと背筋を伸ばしてあたしと向かい合う。


何が始まるんだとどきどきと心臓が激しく動き始める。



「ちょっと目ぇ閉じて」


「え、何で?」


「いいから」