愛してるって言って

「いいよ、すずを俺のお嫁さんにする」


「え」



一瞬何のことを言われたのかわからなくて、口をぽかんと開ける。


そんなあたしに、蒼ちゃんはふっと笑う。



「プロポーズの返事」


「え」



それって、



『すずね、おっきくなったら、そうちゃんのおよめさんになりたい』



あのときのこと?



「ほ、ほんとに!?」


「ん、すずにまだその気があるなら……」


「あるある! あるに決まってる! 蒼ちゃんのお嫁さんになりたいっ!」


「ははは、すっげー必死」



確かに必死に言ったけれど、それほど嬉しいことなんだもん。



「じゃあ今すぐ蒼ちゃんのお嫁さんになれるの!?」


「は? いや、今すぐは無理だけど」


「でも16歳になったもん」


「まあ、そうだけどさ」