愛してるって言って

「違った」


「は?」



冗談のつもりだったのかもしれないけれど、さっき蒼ちゃんに言われたんだった。



「蒼ちゃん」


「ん?」


「……蒼ちゃん、愛してる」



ぐっと距離を詰めて、至近距離で蒼ちゃんの瞳を見つめながら心を込めて囁いた。


目の前にはぱっと見開かれた瞳に、じわりじわりと赤く染まっていく頬。


初めて見る蒼ちゃんの表情に、どきんっどきんっと鼓動が大きく波打つ。



「ばっ、か! ガキが、んなこと言ってんなよ!」



照れ隠しか、本音か……蒼ちゃんは真っ赤になった顔をぱっとそらしながら、荒げた声を発した。


その仕草と言動に蒼ちゃんの動揺が見えて、そんな姿は初めて見るから凄く嬉しくなった。