愛してるって言って

男だってことがわかっているから、こんなにどきどきしているんだから。



「ほんとにわかってる?」



蒼ちゃんの顔を覗き込むように下から見上げているあたしの顔に、蒼ちゃんがじわりじわりと距離を詰めてくる。



「わ、わかってるってば!」



蒼ちゃんとの距離があまりにも近くなりすぎて、あたしの心臓は大きな悲鳴をあげる。


このままでいたら、唇が触れ合いそう。


そう考えただけで、あたしの頬はカッと熱くなる。


そのまま視線をそらして顔を後退させようとしたけれど、蒼ちゃんがあたしの肩に腕を回してきたからそれはできなくて。



「ちょっ、蒼ちゃんっ!」


「ん?」



蒼ちゃんは慌てるあたしとは正反対で口許を緩ませながらあたしを見つめてきていて。


ああ、ずっとこのままでいたら、あたし気絶してしまうかもしれない。