愛してるって言って

ママに『遅くなる』と言ってきたり、『蒼ちゃんとこで夜ご飯を食べてくる』と言ったこともある。


そんなあたしに蒼ちゃんはいつも『すずはいつも用意周到だよな』って言っていたのに。



「ほんとは嬉しかったんだ。俺と長く居たいって思ってくれてたこと」


「……」



蒼ちゃんの本音が心臓をバンバン攻撃してくるから、胸が痛すぎて息ができなくなりそうだ。



「あれからも、すずがいつ来るんだろうって毎日そわそわしていたよ」


「……あれからって?」


「この間すずの部屋に行ったとき」


「あ」



蒼ちゃんと想いを伝え合った日のことだ。



「まあでも、すずにはちゃんと心の整理をしてもらってから来てほしかったってのもあるし、そわそわしながらも冷静な気持ちで待てていた」