愛してるって言って

既に部屋着に着替えている蒼ちゃんの後ろを俯きながらついていく。



「お茶でいい?」


「うん」



キッチンの方へ歩いていく蒼ちゃんの背中を見ながら、あたしはリビングに入ってソファーに腰かけた。


蒼ちゃんと想いを伝え合ったあの日から、メールや電話で話はしていたけれど、会うのは今日が初めてで。


いつもと同じ状況のはずなのに、いつも通りの接し方ができない。


ていうか、どんな風に接していたのかよく覚えていない。



「ここに来るの久しぶりだよな」



いつの間にかすぐ傍にいた蒼ちゃんはそう言いながら、ローテーブルにお茶の入ったグラスをコトンと置く。