愛してるって言って

あたしがそう言うとそらした視線が戻ってきた。



「俺も、涼夏のことがすっげー好きだった。今でも……」



そこまで言って視線をそらした圭ちゃん。


ゆっくりと深呼吸してから、またあたしの瞳を真っ直ぐ見ながら今度ははっきりと言い放った。



「今でもすっげー好きだし、これからもずっと大切な女の子だと思う。けど、ちゃんと幼馴染みとして、……兄貴の彼女として接するから。

今までありがとな」



圭ちゃんのお日様のような明るい笑顔を向けられながらそう言われて、心の中にほわっとあたたかさが駆け巡る。


それと同時にその熱がじわりじわりと瞳にも伝わってきて、気づいたら涙がこぼれていた。