愛してるって言って

けれどこうやって蒼ちゃんに想いを告げられて、あたしもそれに応えてしまったから、あたしはもう蒼ちゃんから離れることはできない。


だから揺れるかもしれないけれど、あたしはきっとちゃんと言える。



「うん、大丈夫」


「そっか」



蒼ちゃんは瞳を細めてやさしく微笑みながら、あたしの髪をくしゃくしゃと撫でてくる。


その仕草にまた胸がきゅっと疼く。



「もう遅いから帰るよ。すず、鍵をかけてくれる?」


「え、うん」



蒼ちゃんの言葉に頷いたはいいけれど、ふと疑問が湧いてくる。



「パパとママは? こんな夜中なのに蒼ちゃんがあたしの部屋にいることをよくパパが許してくれたね?」