愛してるって言って

けれど今『すずが好きだ』と言ったよね?


幻聴じゃないよね?


恐る恐る顔をあげて蒼ちゃんに視線を向ける。


そしたら蒼ちゃんは凄く真剣な瞳を向けてきていて。


この夢のような言葉が現実かもしれないと勘違いしてしまう。



「ゆ、め?」



首を傾げながらそう言うあたしに、蒼ちゃんはふっと笑う。



「んなわけないだろ?」



そう言って、あたしの頬を軽くつねった。



「い、いたいっ」


「はは、だろ? 思いきり現実だよ」



そのやさしすぎる瞳に、その輝かしすぎて破壊力抜群の笑顔に、あたしの心臓はあり得ないほどに速く激しくなっていく。


あまりにもそのどきどきが大きくなりすぎて、今にも口から飛び出してきそうだ。