愛してるって言って

「話があるんだ」


「話?」


「ん」



今まであたしからいろんな話をしてきたけれど、蒼ちゃんから何か話があるなんて言われたことがないから、こんな風に改まって『話』なんて言われると変に身構えてしまう。



「何?」


「ん。……遠回しに言ってもしょうがないから、はっきり言うな」


「う、うん」



はっきり言うだなんて言われると、さらに不安な気持ちが出てきてどきどきと鼓動が速くなる。


蒼ちゃんと視線を合わせることができなくて、膝の上でぎゅっと握りしめた拳を見ながら、蒼ちゃんからの言葉を待つ。



「俺、すずが好きだ」


「……え?」



一瞬何を言われたのかわからなかった。