愛してるって言って

よく見るとベッドに頭を預けて眠っている人がいる。


慌てて電気のスイッチを入れたけれど、



「えぇっ!?」



あまりにも吃驚しすぎて大きな声が出てしまった。



「ん」



その声で目を擦りながら身体を起こしたのは……



「な、何で!?」


「ああ、目が覚めたのか?」


「だから、何で!?」


「何で、って。すずが倒れたのを運んでやったんだろ?」


「……」



倒れたのを運んでやった?


それって、さっきのあたし?


だってあれはパパだったはず。


って、顔は見ていない。


男の人が現れて、うちに男はパパしかいないから、パパだと思い込んだってこと?



「もう大丈夫なのか?」


「……」



平然と話しかけてくるけれど、



「どうして、蒼ちゃんがここにいるの?」