愛してるって言って





「ん」



ゆっくりと瞼をあげるけれど、頭がぼーっとして視界も真っ暗。


って、真っ暗なのは部屋の電気が消えているからだ。


今何時だろう。
もう夜中なのかな?


手を伸ばしてスマホを手に取ってみる。


もうすぐ日付が変わろうとしているところだ。


水が欲しくて身体を起こすと、



「わわっ!」



身体にはバスタオルが巻かれたまま布団を着せられていただけで、はらりとバスタオルが落ちてしまった。


そっか、あたしお風呂で逆上せて倒れちゃったんだ。


その上パパにこんな格好で運ばれるなんて、恥ずかしすぎるよ。


熱くなった頬を押さえつつ、もう一度バスタオルを身体に巻き付けたけれど、あれ?


暗闇に慣れてきたら、何かが見えてきた。


何、これ?