愛してるって言って

「邪魔しないから。見ているだけだから。……だから、ここにいてもいい?」



ぼそぼそと呟くようにそう言うと、蒼ちゃんはやさしく微笑みながらあたしの頭をぽんぽんとして、



「いいよ」



と言ってくれた。


その仕草に、その笑顔に、また胸がどきんっと高鳴る。



それからは蒼ちゃんが手早く野菜を刻んだり、パスタを茹でたり、フライパンでそれらを炒めたりするのを見て、やっぱり凄いなぁって思ってしまう。


料理ができる男の人って、ほんとにカッコイイ。


まあ蒼ちゃんなら、料理ができなくてもカッコイイんだけれど。


でもこういう姿を見ると、いつもあたしも料理の勉強をしなければなぁと思う。


だけど、あたしには料理のセンスがないんだと思う。


だって、何を作っても失敗しちゃうんだもん。


ママは凄く料理が上手なのに。


何でだろう。