愛してるって言って

今はこの豪雨だからか人ひとりいないけれど、いつここに人がやって来るかわからないし、こんな下着を晒した姿を見られるのはめちゃくちゃ恥ずかしいんだもん。


なんて考えていたら、向こうの方からふたつの丸いライトが見えてきた。



「あれかな?」


「んー、たぶん」



雨が強すぎて優華ちゃんなのかはわからないけれど、明らかにこっちへ向かってくる。


けれどそれがちゃんと見えた瞬間、息が止まったかと思った。


ゆっくりとスローモーションのように目の前に横付けされた車から降りてきたのは、優華ちゃんではなく蒼ちゃんで。



「大丈夫か?」


「ん。けど、ちょっとさみぃ」



固まったまま動けないあたしの傍で圭ちゃんが蒼ちゃんと話している。