愛してるって言って

「……うん、……ぎゅっ、てして」



恥ずかしさより寒さが勝ってしまった瞬間そう口にしたけれど、今度は自分が言った言葉に恥ずかしくなってまた頬が熱くなる。


この雨のせいで薄暗くなってしまったけれど、何となく自分に影ができたのを感じた瞬間、圭ちゃんがそっと包み込むように抱き締めてきた。


そうしていると圭ちゃんの体温がじわりじわりと伝わってきて、少しずつ寒さが薄れていく。



「あったかい」


「ん」


「……優華ちゃん、まだかな?」


「あー、そうだな。もうすぐ来るかも」



何だかんだやっている間に気がつけば一時間ほど経っていて。


優華ちゃんの言う『もう少ししたら』がいつなのかはわからないけれど、早く来てくれたらいいななんて思っている。