◇
「涼夏、送ってく」
「うん」
ご飯を食べて少しゆっくりしたあと、圭ちゃんと一緒に佐伯家を出た。
「なあ涼夏」
「ん?」
「……」
手を繋ぎながら歩いていると圭ちゃんに声をかけられたけれど、その先の言葉がないからちらりと隣を見上げる。
そしたら圭ちゃんもあたしの方を見ていて。
「どうしたの?」
「いや、誕生日に行きたいとこはあるのかなと思って」
「誕生日?」
「ん」
そう言われたけれど、特に行きたい場所はない。
「圭ちゃんと一緒ならどこでもいいよ」
「!」
あたしの言葉に目を見開いた圭ちゃんは、そのままぱっと視線をそらす。
「そういうこと言うなって」
「涼夏、送ってく」
「うん」
ご飯を食べて少しゆっくりしたあと、圭ちゃんと一緒に佐伯家を出た。
「なあ涼夏」
「ん?」
「……」
手を繋ぎながら歩いていると圭ちゃんに声をかけられたけれど、その先の言葉がないからちらりと隣を見上げる。
そしたら圭ちゃんもあたしの方を見ていて。
「どうしたの?」
「いや、誕生日に行きたいとこはあるのかなと思って」
「誕生日?」
「ん」
そう言われたけれど、特に行きたい場所はない。
「圭ちゃんと一緒ならどこでもいいよ」
「!」
あたしの言葉に目を見開いた圭ちゃんは、そのままぱっと視線をそらす。
「そういうこと言うなって」


