愛してるって言って

梢にも夏祭りでのことを一部始終話した。



「最近の涼夏は、ちゃんと佐伯先輩のことを見てるなーって、幸せそうに笑ってるなーって思ってた。

佐伯先輩と付き合い始めた頃とは別人。あの頃は全然楽しそーじゃなかったもん。

だからちゃんと話した方がいいよ。
涼夏、頑張れ!」



やさしく微笑みながらそう言ってくれた梢だけれど、あたしもそう思っていた。


心の中にはいまだに蒼ちゃんが居座っているけれど、最近は圭ちゃんとの時間が凄く楽しかった。ほっとしてた。


その時間がなくなると思うと、胸がずきずきと痛み始める。


あたしの中で、圭ちゃんの存在がどんどん大きくなっていっている。


失いたくない。
このままずっと圭ちゃんの傍にいたい。