愛してるって言って

だって、キスをしようとして拒否られるって、どんな気持ちなんだろう。


きっと凄く傷付くに決まっている。


あたしは圭ちゃんにそういうことをしてしまったんだ。


そう思うと、自分が凄く嫌になってきた。


だって、あたしは自分で圭ちゃんと付き合うって決めたんだよ?


付き合うことがどういうことなのかってことくらい、ちゃんとわかっていたはずなのに。


握られた手をぎゅっと握り返すと、圭ちゃんの肩がぴくりと動く。



「涼夏?」



そのままあたしの顔を覗き込んできた。



「どうした?」


「……ごめんね」


「……」


「圭ちゃん?」



拒否ってしまったことをちゃんと謝らなければとそれを口にしたはいいけれど、圭ちゃんはそれを聞き入れるどころか眉間に深く皺を寄せていて。