愛してるって言って

そんなことを考えている間に、頬の熱が少しずつ冷めてきたから、ちらりと圭ちゃんを見上げる。


そしたら圭ちゃんもあたしの方をじっと見ていて。


その真っ直ぐすぎる瞳に、どきんっと鼓動が跳ねた。


付き合い始めてからの圭ちゃんは、ひとつひとつの表情や仕草が凄く男らしくてなって、男の子からオトコに変身したように感じて、あたし一人がどきどきしてしまっている。


圭ちゃんのことは凄く好きだけれど、まだ蒼ちゃんのそれには届いていないから、このどきどきが何から来るものなのかわからない。


お互いに言葉を交わすわけでもなくただじっと見つめ合っていると、



パーンッ!



という音と共に、突然空がパーっと明るくなった。


そして自然と二人で空を見上げる。