愛してるって言って

何をしていても、気づいたら蒼ちゃんのことを考えていて。


こうやって、圭ちゃんと新しい一歩を踏み出したつもりだったのに、何ヶ月経ってもあたしの中の想いが全く変わっていないという現実に、小さく溜め息をついた。



そのあととりあえず腹拵えをしようと、たこ焼きとか焼きそばとかいろいろ買ってから、近くにある神社の境内に入ると、石段に並んで腰を下ろした。


パックに入っている物をひとつずつ広げながら口に運んでいたけれど、圭ちゃんはあたしの顔を見たとたん、ぷっと吹き出した。



「え、何?」


「ソースついてる」



そう言いながら、その場所を教えるように圭ちゃんは自分の口許を指でなぞる。


それを見て、あたしも自分の口許に指を伸ばしたけれど、



「違う、逆」