愛してるって言って

その瞳を見ていたら否定することなんてできなくて、自然と首肯していた。


その瞬間圭ちゃんの表情はパッと花が咲いたように明るくなる。



「よし! じゃあこれ結ぶぞ」



『テストでいい点数がとれますように』という間抜けな願いを書いた短冊を手に取った圭ちゃんは、自分のものの隣にそれを結びつけた。


そしてまたあたしの手を取って歩き出す。


鼻歌を歌いながらスキップしそうなほどに軽快に足を進める圭ちゃんを直視できなくて、視線を下げて半歩ほど後ろをついていった。



「あ、綿菓子食う?」



しばらく歩いたあと、突然足を止めた圭ちゃんは振り返りながらそう訊いてくる。



「好きだろ?」



いつも蒼ちゃんに買ってもらっていたことを知っている圭ちゃんは、さらにそう付け加えて、あたしの返事を待たずに店主に声をかけた。