愛してるって言って

「そ、そうだよ! いつも書いてるもん!」



いつも書いてる願い事がバレたくなくて必死にそう言うあたしに、



「ぶはっ! 絵馬じゃねーんだから」



圭ちゃんはさらに吹き出した。


確かに『テストでいい点数がとれますように』なんて、『志望校に合格しますように』と絵馬に書いている受験生と同じで。


どう考えても短冊に書くことじゃないなって思う。


けれど、思い付かなかったんだからしょうがないじゃん。


今書いたばかりの短冊から圭ちゃんへと視線を移すと、いまだにお腹を抱えて笑っていて。


そんなに笑わなくてもいいのに、と唇を尖らせる。



「圭ちゃんは何て書いたの?」



その笑いを止めたくてそう訊いてみたけれど、訊かなければよかった。