愛してるって言って

いつもは迷わず



“蒼ちゃんとずっと一緒にいられますように”



と書いていた。


付き合っているわけでもないのにこんなことを書くなんて凄く図々しいけれど、蒼ちゃんはこれを見るたびに、



『こんなことを書かなくても、いつも一緒にいるだろ?』



と当たり前のように言ってくれていた。


あたしの言う『ずっと』と蒼ちゃんの言う『それ』はきっと違うものだったけれど、それでも蒼ちゃんもずっとあたしの傍にいてくれるつもりでいるんだと思うだけで、飛び上がりたいくらいに嬉しくてしょうがなかった。



「書かねーの?」



ペンを持ったまま止まっているあたしに、圭ちゃんは首を傾げながら訊いてきた。



『短冊を書こうよ!』



めちゃくちゃ張り切ってそう言ったのに、何を書けばいいのかわからないなんて言えない。


だから頭の中をフル回転させて願い事を考えてみるけれど、何も浮かばなくて。


あたしから蒼ちゃんをとってしまったら、願い事すらなくなってしまうんだ。