愛してるって言って

きっとこうやって一緒に過ごす時間が増えて圭ちゃんのいろんな面を見るようになったから、圭ちゃんに対して見る目が変わってきたのかもしれない。


けれど、だからってこんな風にどきどきするものなのかな?


もしかしたら、少しずつだけれどほんとに圭ちゃんのことを好きになっていっているのかもしれない。


そう思うと、急に圭ちゃんのことを意識し始めてしまって、



「涼夏、どうした?」



なんて言いながら、圭ちゃんは足を止めて振り返ると、そのままあたしの顔を覗き込んできたから、



「ひゃっ! な、なにっ!?」



大袈裟なくらいに体がびくんっと跳ねて、思わず後退ってしまった。


そんなあたしに、圭ちゃんは「なんだよ、その反応は」と眉を寄せる。