愛してるって言って

熱くなった頬も、だんだん速くなっていくどきどきも、おさめようとしても全くおさまらないから、そんな自分の状態に少しずつ戸惑いが出てくる。



ただ『可愛い』って言われただけじゃない!


ただ手を繋いでいるだけじゃない!


ただそれだけでこんな風になっちゃうなんて……これじゃまるで、圭ちゃんに恋しているみたいじゃない!


……って……え?


あたし、圭ちゃんのことが好きなの?



「……」



いやいやいやいや……


ずっと会っていないし、前よりは思い出さなくなったけれど、あたしはまだ蒼ちゃんのことが好きなはず。


だって、今もちょっと思い出しただけでこんなにも胸が熱くなっているんだもん。