受け取った手紙には


ごめんな
廉斗、祐季ごめんな
自ら命を絶ちます
本当にごめんに

そればかりが書いてあった


廉『…今更だろ…』


父親から受け取った手紙には


廉斗へ

廉斗はもう高校生になる頃かな
元気にしていますか?
笑えていますか?
きっと、今でも廉斗は俺を許してないでしょう
今更何を言っても無駄なことはわかっています
俺は廉斗を殺そうとしてしまったのだから
そして廉斗や祐季の大切な人を奪ってしまったのだから
本当に申し訳ない
何一つお前たちに与えてこれなかった
奪ってばかりだった
あの日からずっとここで廉斗と祐季のことを考えていました
最低なことをしました
実は余命を宣告されていました
だから、今度は自分で自分を殺します
本当にごめんな
何言っても仕方無いだろうし、信じてもらえないだろうけど、廉斗のことも祐季のことも愛しています。


手紙はここで終わっていた