そのまま保健室へ行き

廉「失礼しま…誰もいねぇし。肝心なときに」

保健の先生はいなかった

廉「…美穂座って?嫌だろうけど俺やるわ」

気を遣ってくれてるんだな…

廉斗くんに言われたように座る

止血していたタオルは真っ赤になっていた

廉「…意外と深いな。手動きそう?」

私は黙って頷き、手当てを受けた

廉「……終わりっと。悪いな、怖いのに」

そう廉斗くんは悲しそうに笑った

怖く…ないよ…

美「…ありがと」

廉「ん。じゃ戻るか」

廉斗くんの声で教室に戻り、授業を受けた