「廉斗。単刀直入に言う。あいつ亡くなったそうだ」

廉『…は?』

「自殺したらしいの」

廉『なんで今更…』

「癌だったそうだ」
「精神的に追い込まれてたようなの」

廉『…そっか。』

「それでね、廉斗。あの人の遺骨どうしたい?」

廉『…は?俺は受け取らない。あの人のものは何もいらない。』

「…わかった。それでいいんだな?」

「あのね、廉斗。あの人廉斗に手紙を遺してたの。読んであげて…?」

廉『…いらない。読むつもりはない』

「………」

廉『…2人にそんな顔させたくない。…受け取るだけだから』

「ありがとう」

廉『…じゃ行くわ。』

「廉斗。たまには帰って来てね?」

廉『ん、また来るよ』