美『ひ、姫?』
廉「あぁ。姫ってのは暴走族でいう総長の彼女。んで、絶対に守らなきゃいけない人」
真剣な顔をして廉斗くんは言ってきた
…あれ?
今間違えがないなら聞こえたんだけど…
美『そ、総長の彼女…?』
廉「ん?あぁ。世間的にはな。こないだのことでわかっただろうけど、美穂は今、俺の彼女だと思われてる。巻き込んで悪いけどいつ襲われるかもわからない。俺は美穂を守りたい。でも他のやつは違う。姫とかそういうのがない限り美穂を守ることはしない。」
美『で、でも…』
廉「…彼女になってなんて言わねぇからさ、俺らに守らせてくれ。まぁ返事はいつでもいいから考えといて」
廉斗くんは苦笑いを浮かべた
彼女になってなんて言わない…か
ちょっとショックだった
ううん、気のせいだよね?



