「そっか、俺は恋を送ってくるよ」
「わかった。じゃあまたね?恋ちゃん」
「あっはい!失礼します」
『ガタン』と扉が閉まる
「駿の周りって綺麗な人たくさんいるね」
「まぁ、美咲は目立ってるよなぁ。」
「けどあたし知らなかった!初めて見たもん美咲さん」
「まじ?有名人だよ、うちの高校で」
「そうだったんだぁ...」
駅まで送ってくれた駿にバイバイと行った後も
あたしの頭の中では美咲さんの美しさが残っていた
にしても...ご飯お呼ばれしちゃったって言ってたよね?
仲良いんだなぁ...
べつに嫉妬してなんかないけど
なんか羨ましいっ。
...いや、けど美咲さんにも『駿のことよろしくね?』って
言われたんだもんこんなこと思っちゃだめだよね。
あたしは彼女だもん!

