炭酸キャンディ



「あ、うん」

するとぱぁっと明るくなるその笑顔も華やかで

「あたしは遠藤美咲です、よろしく恋ちゃん」と


真っ白な細い腕を差し出された


えっと...だれっていうか、関係は??

「こちらこそ...」


と手を出したが未だに理解できてないあたしを見て


美咲さんは「あたしと駿は幼馴染なの」と言った。


あ、あぁ!なるほど!!


すると駿も靴をはいてあたしの隣に並ぶと


「美咲は俺らと同じ高校の3年だよ」

と言った。


えっ...えぇぇぇ!?


うっそ...


ものすごく大人っぽくて艶があって

その無地の真っ白いワンピースを着こなすあたり


まさか高校生には見えない色気と雰囲気があった


「そうなんですか..!」

「うん、駿のことよろしくね?」

よろしくね の 「ね」のときにくっと


綺麗に上がった口角の天使スマイルを見せられ


あたしはノックダウン....


先輩だろうがこんなに可愛らしい人みたことないよ...!!!

しかもとってもいい人そう!!


「はい!こちらこそ!」


それだけ言うと美咲さんはあたしから

目線を駿に変えて

「今日の晩御飯、凜ちゃんにお呼ばれしたの」と


可愛らしく笑った