「お前緊張してんの?」
リビングの扉をあけるまえ
駿は振り返ってそう言った
「少し...」
だって、緊張しないわけないもん
普通だよこんなの普通!
「まぁそうだよな、けど俺の姉貴そんなんじゃないから安心して」
そして駿はポンポンとあたしの頭を撫で、そのままとびらをあけた
「ただいま」
「お邪魔しま...」
「きゃーーっ!!恋ちゃん!?」
言い終わる前にいきなり目の前にバッと現れた女性...
え、なに...すっごく美人なんですけど
スラッとモデル体型で長い前髪をかきあげる仕草なんて色気素晴らしいし
くりっと垂れ目がちな瞳は....駿に何処となく似ていた
「あ、はい...蒼井恋です」
「ウワサどおりの美少女!!!やっばい駿あんたやるねぇ」
するとぎゅっとお姉さんに抱きしめられた
...甘い..いいにおい
「おい、ねーちゃん。恋困ってんだろ」
すると上から注がれる冷たい声
抱きしめられたまま顔を向けると
「はぁ」とため息を付いた呆れ顔の駿がいた
「つい可愛すぎて...ね?まぁまぁ!座ってよ恋ちゃん!」
包容から解放されると肩をつかまれそのままソファへ案内してもらった
「座ってよもなにもねーちゃんが...」
「駿!いいからお茶を出しなさい!」
「はいはい」
すごい...駿がこんなに言うことを聞いているなんて
よっぽど信頼できる良いお姉さんなんだろうなぁ

