「ありがとうね!わざわざ送ってくれて」
あたしは家の前で自転車を降りて
駿を見上げると
「お前1人だったらぜってー迷子になるからそのほうが大変だった」
フッと悪魔の笑みをしてみせた
「そんな子供じゃないですー」
「...んじゃ行くわ」
「ちょっ...あ、気をつけてね!!」
「余裕」
後ろを向いたままパッと片手をあげた
駿が見えなくなるまでずっと見送り
あたしは家に入った。
駿はいつだって余裕なんだ
あたしばっかりいつもドキドキして
ずるいなぁ
今日のキスだって....
か、考えただけで熱っ
あたしは緩んだ頬をぺしっと叩いた

