それからみんなでお弁当を食べて
あたしたちは夕方まで他愛もない話で盛り上がった。
「「お邪魔しましたー」」
俺らこっちだからと背を向ける
智哉くんと麗に手を振り
もう一度駿を見ようとしたとき
「なーに1人で帰ろうとしてんだよ」
「へ?」
「行くぞ」
気がつけば駿もあたしと同じく
自転車にまたがっていて
あたしより先に行きと同じ道へと進みだす
「ちょっと駿」
あたしも急いで追いついて横に並んだ
「いいのに、自転車だしすぐ着くよ?」
「恋は黙って送られればいいんだよ」
駿はそういうとちらっとあたしをみて笑った
きゅん...
いつまでも見慣れない王子様スマイルで
あたしは「はい」としか言えなかった。

