「俺、智哉に嫉妬した。恋が智哉いなくなった途端寂しそうにするから...」

「えっと...」


「ごめんな」




それって...

どういう意味?


うまく整理できなくて、


あたしはわけも分からず立ち上がって


そのままイスに座ったままの駿くんを抱きしめた。




「恋...?」

「謝らないでよ....駿くん」


自分の行動にも

もう、何がなんだかわからなくて。



でもただ1つはっきりしているのは


あたしはやっぱり...



駿くんが好きなんだ。


こんなに愛おしく感じるのはじめて。



これが...あたしの片想いのはじまり。