隣で焦りだす智哉に
ニコッと俺の最高の笑顔を向けた。
「わかんねー。けど、智哉が好きなら俺らライバルだな」
そしてそういうと智哉は心の底から沈んだように
机に顔を伏せた。
「駿がライバルとか叶うわけねぇよー。あーもう」
「いや、そんなの相手の子が決めるからわかんねぇよ」
「分かってるよ...そんなの」
「俺ら親友だろ?」
「....おぅ」
俺は、親友として智也が好きだ。
素直でわっかりやすい性格だけど
一途で真面目なところも
だから本音を言えば恋愛で関係を崩したくはない。
けど...俺の中で恋の存在がすでに
それに相対するくらい大きくなっていたのかもしれない。

