「はよーっす」

朝、いつも通りの挨拶と一緒に教室に入っていく。あ、木尾 優也(キオ ユウヤ)です。

「お、ユーヤはよー!」

「ユウおはよー」

上から水希 奏(ミズキ ソウ)と火野 大樹(ヒノ タイキ)。いつも三人で行動してるから周りからは火水木って呼ばれてる。

「おう、なあ今日遊ぶのってどこになった?」

「あ、ユウの家になったけど、いーい?」

「お、俺ん家?き、汚いからな...」

「いつもそうやって断ってる!汚くてもいいからさ!ね?いいでしょ?」

「で、でも」

「お願い!!ほら、タイキもなんか言ってよ!」

「んー、俺も行きたいなー」

タイキが行かせろ言わんばかりの恐ろしい視線を向けてくる。
断ったら....殺られる(確信)

「じゃあ、俺の家でけ、決定....な」

「やったー!!ユーヤ大好きー!!」

「ちょ、くっつくなよ気持ち悪い!」

「どんな家なんだろーねー」

俺氏、最大のピンチ