みんなの冷蔵庫(仮)1

「でも考えることしかできないんだ。扉を開ける力があるのは、お前だけなんだよ、くらら」


あたたかい、優しい瞳でじっと私を見て穏やかに笑う京極は美しくて。
胸が熱くなる。


「そして、シグマにしか僕らを助けだす事はできないんだ。頼むよシグマ」


シグマにも惜し気なく微笑みを向け、京極は両手を左右に広がるだけ広げた。


「何それ?」


京極のいきなりの意味不明な行動に、不審な目を向ける。