みんなの冷蔵庫(仮)1

「あーあって何だ、あーあて」

「だって、大丈夫じゃないって言うから」


いちいち突っ掛かる男に、シグマはにこにこ答える。

なんだか小学生の時の私とシグマを見てるみたい。

いや、だからって私とこの男が似てるって訳じゃないけど。


「あ、思い出した。くららちゃんが何なのか」


シグマはうきうきした様子で、私のワンピースの上から羽織ったカーディガンの袖をくいくいと引っ張ってきた。