みんなの冷蔵庫(仮)1

「僕はシグマを新しい部屋へ連れて行く。今日からしばらくここに住まわせるつもりだからね。話が終わったら、僕の部屋へ来て」


そう言って立ち上がると、夢中で最後の一切れを頬張ったシグマの両肩に両手を置いた。


シグマも口の中をシャリシャリいわせながら立ち上がる。


え?こんな広い部屋に一人?

いや、一人よりも気まずい。

いきなり、初対面の佐田さんと二人っきりなんて。