「私、お金持ってないので、別な人のところに行って下さい」 私はきっぱりと言い、あんまり見つめると彼の美貌に騙されそうになるような気がして、そっぽを向いた。 店内のお客さんが、皆私達を見てる気がする。 やっぱりこの男がかっこいいからかな。 「だろうね。安物着てるし。お金がないならちょうどいい。僕が沢山持ってる。いるならあげる」 「はぁ?!」 今日の為に奮発して買った、二万円のワンピース着てるんですけど?! それを安物?! くそー!