久しぶりにしたキスは


ほんのり苦いコーヒーの味がして、

その後、瞳に入ったのは…なにかを企んだような湊くんの甘い微笑みだった。


こうして、たまにだけど、ちゃんと彼女として接してくれるのが嬉しかったりする…



「ん。じゃあ鞄とってこい。」



「え・・・?」



「午後の授業サボって俺んち行くぞ。」



「えぇーーー!?」




キスの日なのに…『キスだけで済ませないからな』なんて言った湊くんの言葉に私の耳が真っ赤になったのは言うまでもない。





           END