時雨の白魔女


昼休み。


「はぁ....数学死んだわ....」

私は、ベンチで焼きそばパンを加えながら疲れはてていた。


「あらら、だからメールで「数学の勉強やるんだぞ!」って送信したのに....」

咲希は、大きくため息をつく。


「しぃちゃんは、なんで勉強してなかったの?」


見ているだけで穏やかになれる春ちゃんは、聞いてきた。


「いやだってさ!言ってないもん!先生、明日がテストやるって!」


私は、怒りと悲しみで焼きそばパンを2つにちぎろうとした瞬間...。


「えっ...?しぃちゃん 何を言ってるの?」


「えっ?」


春ちゃんの思わぬ発言から私は、首をかしげた。


「昨日、先生が言ってたでしょ?しぃちゃん聞いてなかったの?」


「ほえ?」


私は、だんだんと汗が流れてきた。


「あ~時雨は、その時 熟睡してたから 聞いなかったんだよな~ だから、メールしたんだよ 」


「そ、そんな..」


「馬鹿だな....」


「しぃちゃん....」

私は、ショックのあまり 焼きそばパンを落としてしまった。

そして、昼休みの終わりのチャイムが鳴った。