妄想→現実



「じ、じゃあみっちゃん、行ってきます!」


「気を付けて。絶対叫ぶ…」


「はーい!」


みっちゃんの言葉を最後まで聞かず、私は教室を飛び出して体育館裏まで走る。


廊下で何人かに見られたけど、恥ずかしさなんてないほど私はワクワクしていた。


そして、息もきれぎれに体育館裏に到着。


まだ差出人らしき人は来ていなかった。


差出人がくるまで、私は髪を整え、身だしなみをチェックしておく。