静かな夜では私の鼓動が伝わるんじゃないかと、余計に緊張して黙る私。隣を歩く立花君を見ると悠々と夜空を見上げていて、その横顔にまたドキドキした。
「ベガ……アルタイル……デネブ……」
「……星座、だよね?夏の大三角」
指をさして順に言っていく立花君。私も見上げて、一際目立つ三つの星座をみつける。
「そう、なんか、いつも探しちゃうんだよな」
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ。立花君は空を見上げて、こうして星座を探す。新たな発見に私の気持ちは舞い上がる。
「今日はよく、柊さんの笑顔が見れる日だった」
「え……」
立花君の視線が私に向けられて、そのまっすぐな目に私は動きを止めた。
「あと、俺もよく笑った。ほんとに楽しかったから」
「わ、私も、すごく、楽しかった……!」
「ほんと?……はぁ、良かった。実はさ、ちょっと心配だったんだ。俺が無理矢理誘っちゃったから気を遣わせてるんじゃないかって」
私が首を横に振ると立花君は少しはにかんで、再び歩き出した。
「柊さんは聞いてるかな、俺とユイの関係」
「ベガ……アルタイル……デネブ……」
「……星座、だよね?夏の大三角」
指をさして順に言っていく立花君。私も見上げて、一際目立つ三つの星座をみつける。
「そう、なんか、いつも探しちゃうんだよな」
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ。立花君は空を見上げて、こうして星座を探す。新たな発見に私の気持ちは舞い上がる。
「今日はよく、柊さんの笑顔が見れる日だった」
「え……」
立花君の視線が私に向けられて、そのまっすぐな目に私は動きを止めた。
「あと、俺もよく笑った。ほんとに楽しかったから」
「わ、私も、すごく、楽しかった……!」
「ほんと?……はぁ、良かった。実はさ、ちょっと心配だったんだ。俺が無理矢理誘っちゃったから気を遣わせてるんじゃないかって」
私が首を横に振ると立花君は少しはにかんで、再び歩き出した。
「柊さんは聞いてるかな、俺とユイの関係」



