問題集やノート、お菓子のゴミを片付け、マドレーヌを食べ終えたお皿も持ってリビングへ行くと……
「あら、もう終わったの?じゃあ、ちょっと待ってね。もう少しで夕飯の支度が終わるから」
「えっ、マジで!?万里子さんの手料理食べれんの?」
「そ、そんな、お邪魔してるのにご飯まで……」
立花君は尻尾を振る犬のように喜んで、万里子さんを手伝いに行く。私も良いのだろうかと遠慮していると、ユイちゃんが「いいの、いいの」と言って人数分のお皿とお箸を私に渡した。
「これ、そこのテーブルに置いて、適当に座っちゃって」
テレビとソファーの間にあるローテーブルを指して教えてくれて、ご馳走にならずには帰してくれないみたいだと察する。
「万里子さんのご飯はほんと美味しいから、遠慮なく頂いた方が良い、絶対!」
「あんたはちょっとくらい遠慮しなさい」
渡されたものをテーブルに置いて腰を下ろすと、立花君も大皿に盛られた大盛の料理を持って来た。後ろからユイちゃんもコップとお茶を手に続く。
そして、彰さんも店から上がってきて「ずいぶん賑やかだな」とため息を吐く。だけど、その顔はすごく嬉しそうに綻んでいた。
「あら、もう終わったの?じゃあ、ちょっと待ってね。もう少しで夕飯の支度が終わるから」
「えっ、マジで!?万里子さんの手料理食べれんの?」
「そ、そんな、お邪魔してるのにご飯まで……」
立花君は尻尾を振る犬のように喜んで、万里子さんを手伝いに行く。私も良いのだろうかと遠慮していると、ユイちゃんが「いいの、いいの」と言って人数分のお皿とお箸を私に渡した。
「これ、そこのテーブルに置いて、適当に座っちゃって」
テレビとソファーの間にあるローテーブルを指して教えてくれて、ご馳走にならずには帰してくれないみたいだと察する。
「万里子さんのご飯はほんと美味しいから、遠慮なく頂いた方が良い、絶対!」
「あんたはちょっとくらい遠慮しなさい」
渡されたものをテーブルに置いて腰を下ろすと、立花君も大皿に盛られた大盛の料理を持って来た。後ろからユイちゃんもコップとお茶を手に続く。
そして、彰さんも店から上がってきて「ずいぶん賑やかだな」とため息を吐く。だけど、その顔はすごく嬉しそうに綻んでいた。



