言われた途端に緩んでしまう顔をなんとか引き締めようとしている私の表情は、きっと可笑しな顔をしていたのだろうな。ユイちゃんは呆れたように「そんなに嬉しいんだね」と笑って、メロンソーダを一口飲んだ。
「じゃあ、私の家で、部活ない日でいいよね?立花の連絡先は知ってる?」
「……うん」
もはや緩みっぱなしの私の顔を見て、ユイちゃんはあたたかい笑みを浮かべて静かに頷いた。
『日にちとかは二人で決めていいよ。あ、でもユイからは教えてくれそうにないなぁ……悪いけど、柊さんから連絡してくれない?』
アドレス帳に書かれた立花君の名前。繰返し読んでは、鼓動が暴れてため息をこぼす。高鳴る胸は一向に落ち着いてはくれない。
「もし立花と付き合っても、私のこと放置しないでよ」
「つ、付き合う……っ、なんて!」
彼女の言葉に汗が出てきた。焦る私に、ユイちゃんは面白そうに破顔一笑する。
「へぇ?付き合いたくないんだ?じゃあ、誰かが立花の彼女になってもいいんだ?」
「ユイちゃんのイジワル……」
午後の喫茶店、私たちの他にはお客さんがいない。二人の少しひそめた笑い声が、流れっぱなしの知らないジャズに溶け込んでいた。
「じゃあ、私の家で、部活ない日でいいよね?立花の連絡先は知ってる?」
「……うん」
もはや緩みっぱなしの私の顔を見て、ユイちゃんはあたたかい笑みを浮かべて静かに頷いた。
『日にちとかは二人で決めていいよ。あ、でもユイからは教えてくれそうにないなぁ……悪いけど、柊さんから連絡してくれない?』
アドレス帳に書かれた立花君の名前。繰返し読んでは、鼓動が暴れてため息をこぼす。高鳴る胸は一向に落ち着いてはくれない。
「もし立花と付き合っても、私のこと放置しないでよ」
「つ、付き合う……っ、なんて!」
彼女の言葉に汗が出てきた。焦る私に、ユイちゃんは面白そうに破顔一笑する。
「へぇ?付き合いたくないんだ?じゃあ、誰かが立花の彼女になってもいいんだ?」
「ユイちゃんのイジワル……」
午後の喫茶店、私たちの他にはお客さんがいない。二人の少しひそめた笑い声が、流れっぱなしの知らないジャズに溶け込んでいた。



