地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~

 次は、二人で協力して敵を倒していくというガンゲームをすることに。それは先程撮ったプリクラのようにカーテンで仕切られた中に、ゲーム画面、その前にプレイヤーが座る席と銃があった。

 初めは出来るかどうか不安だったが、やり始めるとなかなか興奮して、終わった頃には二人して汗を浮かべていた。

「うー、叫びすぎて喉いってぇ」

「でも、ゲームってこんなに楽しいんだ!」

 新しい発見にまだ興奮が冷めない。我を忘れてはしゃぐことが久しぶりで、体中がワクワク、ウズウズしてる。

「リッキー、ちょっと休もっか」

「そうだね」

 ゲームセンターの一画に自動販売機なんかが並び、テーブルと椅子がある休憩場所へ移動する。ひー君はジュースを私の分まで買ってくれて、お礼を言い受けとる。冷たいジュースで火照った体を冷ました。

「ん、おいしっ」

 ふぅ、と一息ついて、テーブルの上に座らせたぬいぐるみの頭に顎を乗せる。耳と耳の間にすっぽりはまった。

「俺、そのくまになりたい」

 唐突な言葉に、目をぱちくりさせる。

「俺もぎゅってされたい」

 テーブルの上の腕に頭を乗せて、上目遣いする彼を直視し続けられなくなって、私はくまの背中に顔を埋めるしかなかった。